FPの難易度は人それぞれ。決して「簡単」と甘く見ないこと


社会保険労務士試験の難易度から見える勉強法の極意

社会保険労務士の試験の難易度は、率直に書くならかなり高いといえます。
しかしその難易度にはいろいろな事情が潜んでいます
(それがわかると、勉強法の道筋もたてられるようになります)。

●社会保険労務士試験の難易度(合格率)データはシビアに見えますが……
近年の社会保険労務士の試験の難易度を確認すると、10%を切ってばかりです。
・平成22年:8.6%
・平成23年:7.2%
・平成24年:7.0%
・平成25年:5.4%
・平成26年:9.3%
・平成27年:2.6%

平成26年の合格率9.3%が、平成20年以来最も高く、平均すると合格率は6%台です。

それ以外にも社会保険労務士の難易度の高さを示す証拠はあります。
たとえば、社会保険労務士の試験では、再受験している人たちが昔から膨大にいるのですが、何度受けても落ちる人たちが山のようにいます。
再受験となると、1年頑張らないといけない上に、新しいライバルがどんどん入り込んでくる
ことになりますから(この試験は、21世紀に入ってから注目度が急上昇しています)、
初心者にとって大事なことは、とにかく1回でクリアしてしまうことを
第一目標にすることでしょう。

ただし、社会保険労務士の難易度はあまり上下しませんね(合格率が似通った数値に毎年
なっている
ということは、そういうことですから)。
実はこれは、「上からの指図」があることを意味します。ここに、
社会保険労務士初心者にも、高い難易度に挑戦できる余地があります(後述します)。」

●社会保険労務士試験の難易度に挑むときは、その「設定」のされ方に注目を
社会保険労務士試験では、「合格基準」が公表されています。

社会保険労務士の試験では、択一式問題と選択式問題で別々に「~問正解することが必須」、といったように毎回必ず決められています。この数字は基本的には、60%~65%くらいの間を上下しています(絶対合格したいなら、70%はどちらの問題でも正解しておきたいものです)。

ただし、ここで落とし穴があります。社会保険労務士試験では7~10科目くらいの
科目があるわけですが、全科目で必ず一定数の正解を出さないといけません。

・平成22年
  択一式問題:合計48点以上(各科目で4点以上)
  選択式問題:合計23点以上(各科目で3点以上、
ただし「社一」「健保」「厚年」は2点以上でOK、「国年」は1点以上でOK)
・平成23年
  択一式問題:合計46点以上(各科目で4点以上)
  選択式問題:合計23点以上(各科目で3点以上
  ただし「労基」「労災」「社一」「国年」「厚年」は2点以上でOK)
・平成24年
  択一式問題:合計46点以上(各科目で4点以上)
  選択式問題:合計26点以上(各科目で3点以上、
ただし「厚年」は2点以上でOK)

※選択式問題では、科目によって合格基準が下げられていますが、
これは「救済」と俗に呼ばれます。合格者が予想より減りそうだといった理由で、
一部の科目での必要正解数が緩和されることもあるのです。

●社会保険労務士の難易度の参考材料からわかることは?
試験範囲全域にわたって、一定水準の知識を身につけることがいちばんです。
難問がたまに混ざるのは他の試験と同じですが、それは受験者全体で正答率が下がります。
大事なことは、誰もが解ける問題を絶対に落とさないことです。
解きやすい問題は必ず多めに出されます(それは合格率の著しい低下を防ぐには
仕方のないことだからです)。

まとめると?
・合格率は毎年低いため、受かりたい年に受からないと翌年度はもっと厳しくなる
・正解者が多い問題が出されたら絶対に取りこぼさないこと
・全科目で7割以上の正解を出せればほぼ確実に合格できる

社会保険労務士の難易度の性質にぴったりした勉強法は次ページから書いていきましょう。

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